昔は赤と緑しか発光できなかったLED
1960年代にアメリカの研究者が赤色LEDを開発し、その少し後に日本の研究者が緑色のLEDを開発し、赤と緑のLEDは1960年代には実用化されました。登場後長らく緑色と赤色しか発光することができず、用途が限定されていました。年配の方なら、ゲームや時計などのランプなど、以前緑色と赤色だったことを覚えている方も多いと思います。
青色LEDの出現により劇的に進化したLED
1990年代に日本の研究者が青色LEDの開発に成功。従来から存在していた赤色、緑色のLEDに加えて青色LEDの出現により、R、G、Bという光の三原色が揃ったことにより、あらゆる色をLEDで表現することが可能になりました。これにより、従来単色での表示に利用されていたLEDの利用用途が劇的に進歩します。現在では、屋外でカラー映像を明るく大画面で表示するディスプレイが珍しくありませんが、青色LEDが登場するまではこういった表示装置は一般的ではありませんでした。
一般的な照明装置に進化したLED
自由にカラー映像を表示できるようになったLEDですが、明るい白を安定的に表示できることにより、これが従来の蛍光灯に変わる照明装置としても利用できることになりました。しかも蛍光灯など従来の照明装置よりも、遥かに長寿命で、エネルギー効率も優れいてることに加え、熱を出さない、電源を入れたらすぐに光ることなどの性能や、装置が小型化であるため様々な形状やデザインで製品化できるなどの特徴により様々な用途の照明のスタンダードとして浮遊しています。初期費用は蛍光灯よりも高額という点を考慮しても長寿命で、廃棄物などの発生も少なく環境にもやさしい照明装置と言えるでしょう。
LEDライトパネルを使用した広告は夜間でも広告を目立たせることが可能な上、長持ちするので低コストで利用することが出来ます。